TCP 接続しているプロセスの一覧と詳細情報を表示するツール
TCP 接続しているプロセスおよび、UDP ポートをリッスンしているプロセスの一覧と詳細情報を表示する Windows アプリケーション。マルウェアやサイバー犯罪者などにより不要な TCP 接続が行われていないかどうかを確認するのに役に立ちます。
ProcessTCPSummary の概要
ProcessTCPSummary は、TCP 接続しているプロセスおよび、UDP ポートをリッスンしているプロセスの概要を表示する Windows 用のシンプルなツールです。
ProcessTCPSummary の機能
ProcessTCPSummary の主な機能です。
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| メイン機能 | TCP 接続しているプロセスの概要を表示 |
| 機能詳細 | ・ローカルアドレスのアクティブティを非表示にする ・表示されているデータをコピー ・HTML レポートの表示 ・データをテキストファイルに保存 |
アクティブな TCP 接続のプロセス情報を表示します
ProcessTCPSummary は、TCP 接続しているプロセスの一覧を表示し、TCP の状態遷移などに関する詳細情報を表示するアプリケーションです。
このツールは、すべてのプロセスの TCP 接続の総数、各ステータス（確立、リスニング、Syn-Sent、Syn-Received など）、IPv4 TCP 接続の数、IPv6 TCP 接続の数、共通のポート番号などの情報を表示します。
表示されている情報はコピーしたりファイルに保存できます
ProcessTCPSummary では、表示されているすべての情報や、選択した行の情報をテキストファイル（TXT、JSON、CSV、HTML、XML）に保存することができます。また、HTML のレポートを作成して、ブラウザで見ることもできます。
また、選択した行のデータをクリップボードにコピーして、Excel やスプレッドシートに貼り付けたりすることもできます。
TCP 接続を監視して状態を確認できるツール
ProcessTCPSummary は、不要な TCP 接続が行われていないかどうかを確認するのに便利なアプリケーションです。管理者として ProcessTCPSummary を実行すると、すべてのプロセスで送受信された TCP / UDPバイト数と、現在の送受信速度を監視することもできます。
機能
- TCP 接続しているプロセスおよび、UDP ポートをリッスンしているプロセスの一覧を表示する
- プロセス ID、プロセス名、TCP 接続の数、確立している TCP 接続の数、閉じた TCP 接続の数、TCP リスニング数、TCP SYN-SENT（SYN 送信済み）数、TCP SYN-RECEIVED（SYN 受信済み）数、TCP FIN-WAIT-1（FIN待機 1）
・TCP Fin Wait 2：TCP FIN-WAIT-2（FIN待機 2）、TCP CLOSE-WAIT（閉鎖待機）、TCP CLOSING（閉鎖処理中）
・TCP Last Ack：LAST-ACK（最終 ACK）、TIME-WAIT（時間待機）、IPv4 の数、IPv6 の数、UDP 接続数、受信バイト数、送信バイト数、受信バイト速度、送信バイト速度、共通のローカルポート、共通のリモートポート、プロセスのパス、サービス名などの情報を表示 - 検索
- HTML レポートの表示
- 表示されている内容をテキストファイル（TXT、JSON、CSV、HTML、XML）に保存
- 表示されている内容をクリップボードにコピー
仕様
ダウンロード
画像
ユーザーインターフェース
列の選択
右クリックメニュー
File メニュー
Edit メニュー
View メニュー
使い方
インストール
1.インストール方法
ProcessTCPSummary は、インストール不要で使用できます。
- ダウンロードした ZIP ファイルを解凍し、「ProcessTCPSummary.exe」ファイルを実行するとアプリケーションを使用できます。
基本的な使い方
1. TCP 接続しているプロセスを表示する
ProcessTCPSummary を起動すると、TCP 接続しているプロセスおよび、UDP ポートをリッスンしているプロセスの一覧が表示されます。
- テーブルには、プロセスごとに各列に詳細情報が表示されます。
・Process Name：プロセス名
・Total TCP：TCP 接続の数
・TCP Established：確立している TCP 接続の数
・TCP Closed：閉じた TCP 接続の数
・TCP Listening：TCP リスニング数
・TCP Syn-Sent：TCP SYN-SENT（SYN 送信済み）数
・TCP Syn-Received：TCP SYN-RECEIVED（SYN 受信済み）数
・TCP Fin Wait 1：TCP FIN-WAIT-1（FIN待機 1）
・TCP Fin Wait 2：TCP FIN-WAIT-2（FIN待機 2）
・TCP Close Wait：TCP CLOSE-WAIT（閉鎖待機）
・TCP Closing：TCP CLOSING（閉鎖処理中）
・TCP Last Ack：LAST-ACK（最終 ACK）
・TCP Time Wait：TIME-WAIT（時間待機）
・Total TCP IPv4：IPv4 TCP 接続の数
・Total TCP IPv6：IPv6 TCP 接続の数
・Total UDP：UDP 接続数
・Received Bytes：受信バイト数
・Sent Bytes：送信バイト数
・Received Bytes Speed：受信バイト速度
・Sent Bytes：送信バイト速度
・Common Local Ports：共通のローカルポート
・Common Remote Ports：共通のリモートポート
・Process Path：プロセスのパス
・Process Services：サービス名
2.表示する列をカスタマイズする
- 「View」＞「Choose Columns」を選択すると、表示する列を選択したり、列の幅を調整できます。
メニュー
1.右クリックメニュー
・Copy Selected Items：選択した行をクリップボードにコピーする
・HTML Report – All items：すべての行の HTML レポートを表示する
・HTML Report – Selected Items：選択した行の HTML レポートを表示する
・Choose Columns：表示する列をカスタマイズする
・Auto Size Columns：列の幅を自動調整する
・Properties：プロパティを表示する
・Refresh：表示を更新する
2.File メニュー
・Properties：プロパティを表示する
・Exit：終了する
3.Edit メニュー
・Copy Selected Items：選択した行をクリップボードにコピーする
・Select All：すべて選択する
・Deselect All：すべての選択を解除する
4.View メニュー
・Show Grid Lines：グリッド戦を表示する
・Show Tooltips：ツールチップを表示する
・Mark Odd/Even Rows：行に背景色を追加する
・HTML Report – All items：すべての行の HTML レポートを表示する
・HTML Report – Selected Items：選択した行の HTML レポートを表示する
・Choose Columns：表示する列をカスタマイズする
・Auto Size Columns：列の幅を自動調整する
・Auto Size Columns+Headers：列と見出しの幅を自動調整する
・Refresh：表示を更新する
5.Options メニュー
・Exclude Activity of Localhost Addresses：ローカルホストのアクティビティを除外する
・Sort On Every Update：更新ごとに並べ替える
・Align Numeric Columns To Right：数値を右揃えで表示する
・Add Header Line To CSV/Tab-Delimited File：CSV タブ区切りファイルに見出し行を追加する
・Put Icon On Tray：トレイアイコンを表示する
・Start As Hidden：起動時にウィンドウを表示しない
ProcessTCPSummary は、どなたでも無料で使用できます。