Google Chrome の閲覧履歴を一覧表示して調べるツール
Chrome ブラウザの閲覧履歴を一覧表示して確認することができるユーティリティ。すべてまたは最近アクセスした Web ページのリストを表示して、URL やアクセス日時・アクセス回数などの詳細情報を表示し、データを保存することができます。
ChromeHistoryView の概要
ChromeHistoryView は、Chrome および Chrome ベースのブラウザの履歴データファイルを読み取ってすべての閲覧履歴を 1 つのテーブルに表示するユーティリティです。過去にアクセスした Web ページを調べたり、履歴のデータをテキストファイルに保存したい場合に役に立ちます。
ChromeHistoryView で表示可能な履歴データ
ChromeHistoryView を実行すると、Chrome ブラウザに保存されている履歴の一覧と以下の詳細なデータが表示されます。
・ページタイトル
・訪問(閲覧)日時
・訪問回数
・入力した回数
・リファラ
・ブラウザのプロファイル
・URL 長さ
・URL の遷移方法
・遷移方法の定義
「URL の遷移方法(Transition Type)」は、通常のリンクやブックマーク、リロードなどの、URL にアクセスした方法を示します。「遷移方法の定義(Transition Qualifiers)」はそのアクセス方法を定義したもので Chrome 特有のデータです。
探している履歴をすばやく表示
「クイックフィルタ」機能を使うと、入力した文字列を含む履歴のみを表示することができるので、目的の履歴を簡単に探すことができます。
さらにクイックフィルタのオプションを使うと、複数の文字列のいずれかの文字を含む履歴や、複数の文字列のすべてを含む履歴を検索できます。
アクセスした期間を指定して履歴を表示
「Advanced Options」を使うと、ポータブル版などのほかの場所にある履歴ファイルや、ほかの Chrome ベースのブラウザ(Opera・Vivaldi・Yandex)の履歴ファイルを読み込むことができます。
また、「最近10日間」などの日数や「10/20 から 10/23まで」などの日付や日時の範囲を指定してアクセスしたページを調べることができます。
履歴の確認とデータの保存
このツールは、閲覧履歴を調べるほかに、履歴の詳細なデータを整理して保存したい場合にも役に立ちます。
ChromeHistoryView に表示されているデータはクリップボードにコピーしたり、HTML のレポートを作成したり、Text・HTML・XML・CSV などのファイルに保存できます。
すばやくブラウザの閲覧履歴を確認
ChromeHistoryView は、Google Chrome の閲覧履歴を調査するための便利なユーティリティーです。ブラウザの標準の履歴機能を使うよりも簡単に以前にアクセスしたサイトを調べることができます。
機能
- Chrome ブラウザの履歴を一覧表示
- 履歴の URL をコピー
- 履歴のデータをファイルに保存(Text・タブ区切り Text・カンマ区切り Text・HTML・XML・CSV)
- アクセスした期間などを指定して表示
対応ブラウザ:
- Chrome
- Opera・Vivaldi・Yandex(Advanced Options を使用)
仕様
画像
使い方
インストール
ChromeHistoryView はインストールの必要のないスタンドアロンアプリケーションです。
- ダウンロードした ZIP ファイルを解凍して、「ChromeHistoryView.exe」を実行するとアプリを起動できます。
履歴を表示する
1.履歴の表示
- ChromeHistoryView を起動すると、メイン画面に履歴の一覧と詳細情報が表示されます。デフォルトは URL 順で表示されますが、列の見出しをクリックして行をソートすることができます。
・Title:ページタイトル
・Visited On:訪問(閲覧)日時
・Visit Count:訪問回数
・Typed count:入力した回数
・Referrer:リファラ
・Visit ID:ID
・Profile:ブラウザのプロファイル
・URL Length:URL 長さ
・Transition Type:URL の遷移方法
・Transition Qualifiers:遷移方法の定義
2.クイックフィルタ
- 「View」メニューの「Use Quick Filter」を選択すると、履歴を文字で絞り込んで表示することができます。
- ドロップダウンメニューからフィルタのオプションを使用できます。左のオプションでは、複数の語句を指定して表示する内容をフィルタリングできるオプションが使えます。
・Find multiple words (space-delimited list):複数の中のいずれかの単語を含んだアイテムを表示(スペース区切り)
・Find multiple strings (comma-delimited list):複数の中のいずれかの文字を含んだアイテムを表示(カンマ区切り)
・Find records with all words (space-delimited list) :すべての単語を含んだアイテムを表示(スペース区切り)
・Find records with all strings (comma-delimited list):すべての文字を含んだアイテムを表示(カンマ区切り)
- 真ん中のオプションは、「View」メニューの「Choose Columns」で列を非表示にしている場合のオプションです。
・Search only visible columns:表示されている列を検索
- 右のオプションは、フィルタに一致するものを表示または非表示にするかの設定です。
・Hide items that match the filter:フィルタに一致するアイテムを非表示
表示スタイルの変更
1.表示する列をカスタマイズする
- 「View」メニューの「Choose Columns」を選択すると、テーブルに表示するカラム(列)を選択したり、列の幅を調整できます。
2.表示スタイルを変更する
- 「View」メニューの「Show Grid Lines」を選択すると、テーブルに境界線を表示して見やすくできます。
- 「View」メニューの「Auto Size Columns」を選択すると、列の幅を文字の長さに合わせて調整します。
- 「View」メニューの「Auto Size Columns+Headrs」を選択すると、列と見出しの幅を文字の長さに合わせて調整します。
履歴データをコピー・保存する
1.履歴データのコピー
- コピーしたい履歴を選択し、右クリックメニューまたは「Edit」メニューの「Copy Selected Items」を選択すると表示されている内容をクリップボードにコピーできます。
- URL のみをコピーしたい場合は「Copy URL」を選択します。
・Ctrl または Shift キーを使って複数の行を選択できます
2.履歴データをファイルに保存
- 選択した履歴のデータをファイル(txt・html・xml・csv)に保存する場合は、保存したい行を選択して、右クリックメニューまたは「File」メニューの「Save Selested Items」を選択します。
3.HTML レポートを作成する
- 右クリックメニューまたは「View」メニューの「HTML Report – All Items」を選択すると、全てのデータを HTML 化します。
- 「HTML Report – Selected Items」を選択すると、選択したデータの HTML レポートを表示します。
メニュー
1.右クリックメニュー
・Copy Selected Items:選択した履歴のデータをクリップボードにコピー
・HTML Report – All Items:すべての履歴のデータを HTML ファイルで表示
・HTML Report – Selected Items:選択した履歴のデータを HTML ファイルで表示
・Choose Columns:表示する列や列の幅をカスタマイズする
・Auto Size Columns:列の幅を文字の長さに合わせて調整する
・Properties:データを 1 つの画面で表示
・Refresh:リストを更新する
2.File(ファイル)メニュー
・Properties:データを 1 つの画面で表示
・Exit:プログラムを終了する
3.Edit(編集)メニュー
・Copy Selected Items:選択した履歴のデータをクリップボードにコピー
・Select All:行を全て選択
・Deselect All:すべての選択を解除
4.View(表示)メニュー
・Show Grid Lines:グリッドラインを表示する
・Show Tooltips:マウスオーバー時にツールチップを表示
・HTML Report – All Items:すべての履歴のデータを HTML ファイルで表示
・HTML Report – Selected Items:選択した履歴のデータを HTML ファイルで表示
・Choose Columns:表示する列や列の幅をカスタマイズする
・Auto Size Columns:列の幅を文字の長さに合わせて調整する
・Auto Size Columns+Headers:列と見出のの幅を文字の長さに合わせて調整する
・Properties:データを 1 つの画面で表示
・Refresh:データを更新する
5.Options(オプション)メニュー
・Add Header Line To CSV/Tab-Delimited File:CSV タブ区切りファイルに見出し行を追加
・Advanced Options:高度なオプションを開く
6.Help(ヘルプ)メニュー
高度なオプション
「Options」メニューの「Advanced Options」を選択すると、ほかのブラウザやポータブル版の履歴ファイルを読み込んだり、アクセスした期間を指定して履歴を読み込むことができます。
- ほかの場所のファイルを読み込む場合は[Browse]でファイルまたはフォルダを選択します。
- ほかのブラウザのデータを読み込む場合は[Opera][Vivaldi]などのブラウザ名のボタンをクリックします。
・Load only the URLs visited in the last [ 10 ] days:過去 [ 10 ] 日間にアクセスした URL のみを読み込む
・Load only the URLs visited in the specified date/time range: (In GMT):From ~ To で指定した日時の範囲にアクセスした URL のみを読み込む
URL:http://www.nirsoft.net/utils/chrome_history_view.html